ちゃみと温泉行った
ちゃみ、去年の後半から道内出張が増えた
出張時は催事をワンオペでこなすためだいたい7日間〜14日間くらい働き詰め
とってない休みの帳尻を合わすため、出張から帰ってきたら数日間の休みがある
いつものように出張が決まると教えてくれるちゃみしまだが、
「たまには温泉にでも行きますか」
と言ったのだった
ちゃみっっっちゃみしまさんがっっっっおん、おん、温泉旅行!!???
あの風呂嫌いで有名なおうちだいすきなるたけ家にいたいどこにも行きたくないボーイのちゃみが自ら温泉旅行を提案してきたのであった
よっしゃそれならばと、現場に近かった白老の「海の別邸ふる川」を予約した
プランは一番安いやつ 夕食と朝食ついてる
お部屋8畳だったけど10畳の部屋にアップグレードしてくれた
公式HPから予約したよ
≪HPベストレート保障≫【基本料金】海の別邸ふる川-季節の創作会席膳
わたしは各駅停車で3時間くらいかけて電車で向かった
旅気分になれる本ないかなってKindleで角田光代の「いつも旅のなか」を落として
ほとんど変わらない景色を横目で見ながらのんびり向かった
ちゃみさんと登別駅で待ち合わせして、何でもない定食屋見たなところでラーメンとうどん食った 想定内の味だった 過不足なく役割を果たしてて最高
ちょっと散歩してマリンパークニクスの周りを歩いて「進撃の巨人みたいだ…」とちゃみが言ってた 確かに
寒いから絶対部屋に着いてから外に出ることなんてないだろうし、
チェックインするまでに宿の周りもちょっとだけ散歩した
北海道の冬の海は色がなくて冷たい 全然優しくない 金属みたいだ
寒いとこ嫌いなのでわたしは冬に海なんて行かないからあまり感じたことなかったけど
海の匂いってやつだけは夏も冬も「それ」だった
正直お宿の部屋もお風呂もご飯も普通だったけど、客室から色のない北の冷たい海が見えて、ただただ波の音がするっていうのは「何もしないをする」ための旅行としては最高だった
部屋のロッキングチェアに座って文字を追って、ビールを啜り、グレースケールの波を見る
大小いろいろな鳥が一様に何かつついているところを眺め、また本に目を戻す
ちょっとグレードが高い宿はラウンジで○時にはパンが、△時にはおまんじゅうが、なんてやってるので食べもの飲み物には事欠かない
食って飲み本を読み体が冷えたら風呂に入る
ティーンとかのころにはつまんなくて仕方ない旅の仕方だろうなあ
超若い時って「チル」って余裕ってかっこいい!ってかっこつけて言ってるだけで何もしないとか楽しくないでしょ
もれなくわたしもタイとか香港行ってたもんね
年取るって体が思うように動かないとか、寝ても疲れが取れないとか、
肌の感じが明らかに違うとか、そんなネガティブなことばっかり目立つけど、
こういう旅の仕方を楽しめるようになったのは嬉しい
朝日が登るところが見えるお部屋だったので、その時間目掛けて起きた
露天風呂にいったら私しかいなくて、オレンジのあったかい光に照らされて
波がいったりきたりするのを見ながらのお風呂は最高でした
(ちゃみはそういうの興味ないので寝てた)
ご飯は感動するくらい美味しい!ってほどではなかったけど、ちゃんと美しくて、
食べててとっても楽しかったよ
一番安いコースでもこのご飯出ました 幸せ
嬉しそう笑
全室禁煙なので、各フロアにあると思ってた喫煙室が1階にしかなく、
そこはかなり残念だった(私は吸わないからどうでもいいんだけど、ちゃみさんめんどくさそうだった)
でもこんな豪華な喫煙室見たことないくらいだった(コーヒーメーカーは当たり前、お酒もあった!笑)
あと部屋着長ズボンにしてほしい(寒いから)
ちゃみが着たら全然似合わなくてクルクルまわってた
ちゃみこのクッションほしいって言ってたよ
公式で売ったらどうかな
1年に一回くらいは、ちゃみとこういう何もしないをするための旅みたいなことをしたいとおもう
楽しかったな
2月も頑張ろって思えた!